一王山レンジ 花鳥草木図鑑
2011年8月14日(日) 18:54 JST
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雑草という名の草はないのですが、そこかしこで見ることができるカタバミです。英名Creeping woodsorrel。
レンジでは50mシューティングラインあたりで花を咲かせています。ハート型の3枚がとがった先端を寄せあわせた形。実は球根を持っていてシッカリした根を下ろしているので、とにかく繁殖が早い草です。花びらは5弁で、黄色い花をさかせています。種は細い鞘につつまれていて、成長すると爆ぜてまわりに小さい種をはじき出します。
茎や葉には酸を含み、金属を磨くために使うこともあったそうです。
家紋には片喰紋・酢漿草紋(かたばみもん)というのがありますが、これはカタバミの繁殖力の強さからそれをあやかる意味で図案として使われたという説があります。藤、桐、鷹の羽、木瓜(もっこう)そして片喰と五大紋の一つに数えられています。
シューティングラインで「ああ、外したぁ・・がっかり・・・」と視線を落とすと、黄色い花が沢山咲いているのに気がついたのは8月の上旬のこと。いまは姿を消してしまいました。